2008年10月21日火曜日

根本を見直そう~カレル・チャペック著「園芸家12ケ月」、ワイル博士著「ナチュラルメディスン」を読んで~

先日、いとうせいこうさんが講演で「1冊だけ墓に持っていくとしたら、この本」と語っていた「園芸家12ケ月」を読んでみました。


著者であるカレル・チャペックは、医者の家庭に生まれ、大学では哲学を専攻しました。パリのソルボンヌ大学留学中に造形芸術家集団に参加します。劇作家やジャーナリストとしての顔も持ち、文学作品も多く残しています。彼は、「ロボット」という言葉を作ったことでも有名だそうです。

「園芸家12ケ月」を読んで、ほんとうの園芸家は、花をつくるのではなくって、土をつくっているのだということを発見したという言葉に出会いました。

土を耕したり、栄養を含ませたりという、地味かつ重労働な作業が背景にあることは、忘れられがちです。よほど辛抱強くないと出来ない作業だと思います。単に「お花が好き」という感覚では、年単位で結果を待つことや地味な作業の連続を乗り越えることはできないでしょう。しかし、土づくりは花を育てるために、最も根本的なことなのです。

これは、人生そのものを語っている言葉だと思います。

幸せ(花)を望むなら、良い生活環境(土)を造らなくてはならないのです。

英語に、「耕す」という意味のcultivateという単語がありますが、「(品性・才能など)を磨く、高める」という意味もあります。

掘り起こして、柔らかくしたり、外気と触れさせたり、知恵を加える、「せっせと耕す」イメージで自分を高めたいと思います。

そして、生活の根本について考えると、健康管理に行きつきます。

そこで、アンドルー・ワイル博士著の「ナチュラル・メディスン」を読みました。この本は、 ナタリア・ロシナさんの著書「夕張への手紙」におすすめ本として掲載されており、彼女が敬愛する、ハーバード大学医学校卒の博士の著書です。

この本の中で、最も印象に残ったのは、

「心臓・血液・腎臓のトリオはひとつの機能単位をなして、つねにそれ自身を洗浄・浄化し、毒性の代謝産物と、何らかのかたちで体内に入ってくる有害物質の分解産物を残らず捨ててくれる。この浄化システムは、余剰物を捨てるにじゅうぶんな量の水が流れてるいるときに限って、効率よく作動することができる。」という体内浄化に関する記述です。

一日コップ8杯は良質の水を飲みましょう、ということでした。飲み物なら、カフェインの少ない、日本茶がよいと思います。紅茶はカフェインが含まれています。

以下、この本を読んで、実践したいと思ったことを記しておきます。

①バランスのいい食事とは、高複合炭水化物・低タンパク・低脂肪食である。
②野菜を食べる。いちばんすぐれた調理法は「蒸す」こと。

③呼吸を意識する。息を吸うのに4、息を止めて7、8数えながら吐き切る。
これを三回繰り返し、一日最低2回行う。鎮静の役割があり、意識が変わってくるそうです。
確かに、脳に酸素をしっかり送り込むことは、食事と同様に必要に思えます。

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