2008年10月30日木曜日

アウトソーシングの時代は怖いか


 ドラマ「OLニッポン」は、今後の日本社会に広まっていくであろう雇用形態にスポットを当てています。大手商社の総務部の仕事を完全マニュアル化し、中国人にアウトソーシングして行く、というストーリーです。ドラマの中だけでなく、実際にアウトソーシングの動きが進んでいます。
 eWOMANのサイトの対談の中で、ソニーの会長兼CEOをつとめられた出井伸之氏はビジョン以外はアウトソースするつもりで新しい会社を始めた」と語っています。これは、マニュアル化や人件費カットという話ではなく、外部の才能あふれる人材を流動的に集めて、ビジョンを達成するという新しいスタイルの経営のあり方を述べたものです。社員がいて、社内でプロジェクトを立ち上げるのではなく、ビジョンを持った少数の経営陣が、その都度外部の人材を集めて目標を達成していく、というイメージでしょうか。その都度集められる人材の雇用形態は、芸能人の働き方に似ているような気がします。旬な人材が、プロジェクトの間だけ集まって、なにかを創る。プロジェクトが不発だったら、契約は打ち切られ、人材の力が乏しくなれば、全く声が掛からなくなる。非常に不安定な働き方と言わざるを得ません。
 また、平成20年10月30日付日経新聞朝刊の1面の「世界この先 壊れゆく常識」という特集記事に次のような記述があります。

『「25年後には平均的なプログラマーと大工ではどちらが稼げるか?それは恐らく大工だ」。米連邦準備理事会(FRB)の元副議長のアラン・ブライダーはいう。平凡なホワイトカラーの仕事は世界のどこかで代替されてしまうのだ。』

『(2006年統計で米国の上位0.1%の所得層が収入を増やしていることについて)「競争に耐えうる独創的な知」に富が集中したからだ。対照的に中間層の取り分はグローバル化で削り取られた。』

今までの雇用形態がに塗り替えられることを念頭に置き、「アウトソーシング時代にも必要とされる人材」にならなければ、職を失う危険性もあります。よって、十分な戦略を立てて、今から対策を取っておく必要があります。我々は、具体的に何をすべきか、考えてみたいと思います。
まず、アウトソーシング化した日本社会について、当事者ごとのメリット・デメリットを分析してみます。
①企業にとっての
メリット:人件費削減ができる。無駄なマネージメントがなくなる。
デメリット:商品の品質の確保が難しい。機微が分からない異文化間でのコミュニケーションエラーが生じる。

②消費者にとっての

メリット:低価格商品が増える
デメリット:画一的な商品、サービスが増え、かゆいところに手が届かない場合がある。(企業に対し、臨機応変な対応を望めなくなる。)

③従業員にとっての

メリット:マニュアル化、しくみ化が進み、徒労な作業から解放される。

デメリット:リストラの危険性。賃金が低くなる。雇用の縮小。

④社会全体にとっての

メリット:無駄が多い行政の体質を壊し、新しいシステムを構築するチャンスが生まれる。
デメリット:新しい時代について行けない人達が貧困化し、治安が悪化する。

上記のデメリットをチャンス化し、メリットを最大限に享受するためには、

①しくみづくりが出来る人材になること。ex.マニュアル化、売れるしくみづくり(マーケッティング)のノウハウが傑出している。政治、行政の分野で新たな仕組みを構築できる=民間の視点と、公共の立場に立った考えのバランスがうまくとれる。

②機微のわかる人材になること。ex.ものごとを習熟している、臨機応変な対応ができる。先が読める。 かゆい所に手が届く商品を発案できる。

必要があると考えます。

※この分析は、上記写真のように自分なりにマインドマップ的な図にして導き出したものです。マインドマップは思考の整理や発想に役立つことを実感しましたので、「マインドマップの書き方」について、基本を一度学習したいと思います

実行プラン①今の仕事と日常生活を「しくみ化」してみる。しくみ化の結果を分析して、よい点、悪い点を知る。悪い点を解決する。応用編として、自治体の仕組みや、別の会社の仕組み、入ったお店の仕組みの改善点を自分なりに考えてみる。分析の方法として、フレームワークを覚え、活用する。

実行プラン②人と関わる。人の気持ちやニーズにうまく答えることが「機微」である。















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