2008年11月23日日曜日

アートディレクターに整理術を学ぶ~「佐藤可士和の超整理術」を読んで~

佐藤可士和の超整理術
判断するにも、実行するにも、物事がしっかり整理されていなければ集中力が発揮できません。大量の仕事を、高スピードで片づけていく時、頭の中で物事を「整理する力」が活発に働いています。仕事をする上で、「整理する力」は次の動作を迷いなく、確実に行う上で必須であると確信しています。瞬時を争う医療現場の仕事は、恐らく、整理と判断、実行が同時に行われているのではないかと思います。

 プロフェッショナルな人々は、整理をする時どのような意識を持ち、具体的にどのように整理しているのかを知り、自分の整理力に生かしたいと思います。今回は、本書「佐藤可士和の超整理術」から、アートディレクターの意識、思考の流れを追体験してみたいと思います。
佐藤さんが整理や仕事について持っている意識について、抽象化し、自分の仕事に応用できるよう考えてみたいと思います。

・整理を駆使して問題解決する
どう整理するかには視点の導入が必要となってくるのだと思います。複雑で量が多く、すぐにまとまらないことを整理するために、フレームワークがあるのだと思います。フレームワークについては、色々な本からパターンを学び、各事象にあてはめていきたいと思います。自分の仕事を完全マニュアル化してみたり、書類の置き場所や机のレイアウト一つで作業効率や組織の問題が解決すると思います。自分で思いつかない場合は、本を読んだり、人に相談して整理のためのとっかかりを見つければ、整理ができたも同然だと思います。
・アートディレクターの仕事とは相手の問題を解決する仕事
仕事とは、相手あってのもの。相手のために何かする、という原点に気付かされました。相手がどう考えていて、相手がマネジメントしきれていない問題点に気づいてあげるのが第一歩。そうすれば一緒に問題解決に向かえると思います。問題は一人で解決するものではないのです。
・答えはいつも、自分ではなく相手の中にある
確かに、相手が持っている問題については、相手が納得解をもっていると思います。例えば、髪型を変えたい人が美容室に来たら、今のどういう部分が気に入らなくて、どういう雰囲気にしたいのか、髪質やライフスタイルを考慮する等、すべてお客さんの中の答えを導きだしてあげるのが正解だと思います。今、こういうスタイルが流行っていますよ、とか、海老ちゃん風が人気です、というのは答えではない、ということだと思います。
・本当に伝えたいことを届けることで初めて広告は機能する
問題が整理できたら、本質を見極めるということだと思いました。本質はいくつもあるわけではなく、絞りきれるものだと思います。佐藤さんのデザインが、非常にシンプルなのは、余分なものを極限まで削りメッセージを明確にきめているからだと思います。広告に限らず、「明確なメッセージ」が定まらない講演、発言は人に訴えかけるものがないのです
・広告は誰も見ていないという前提で始めると根源が見える
前提を疑うことが、根本的解決のスタート、ということだと思います。そもそも広告とは、というところから始めてみる。そもそも仕事とは、そもそも会社とは、そもそもお金とは、非常に基本的な部分から問うてみると、表面的なことにこだわりすぎて、枝葉末節的な議論に陥るのを防ぐことができるのです。
・身体の軸を整えることで本来の健康を取り戻す
仕事をしてる人は、自分の体にも常に敏感で、社会的責任がある以上、健康を保つ義務もあります。佐藤さんは、バランスボールを使ったエクササイズにより、身体感覚が鋭くなったそうです。腹筋や体幹部分の筋肉を鍛えることで体の軸の調整ができるようになったと述べられています。私は、現在ピラティスに注目していますが、背骨の位置を意識し、インナーマッスルを鍛えて、骨格を正しく保つのが基本だと思います。バランス感も年齢とともに崩れていくと思いますので、バランスボールの体操の本も読んでみたいと思います。
・本質を見つけ出すトレーニングを普段から続ける
理解するということは、本質がわかると同等の意味だと思います。問題解決にもコミュニケーションにも、まずは理解が大切。そのために、本質は何かということに常にアンテナを張る必要があるのだと思います。とらえどころのないもの、例えば人間心理や理念のない会社などもたくさんあるかもしれませんが、せめて自分自身や、自分の仕事については、深く掘り下げていく作業をしてみる必要があると思います。そこからパターンを見つけ出せば、抽象化が可能になると思います。
・仮説を相手にぶつける
これってこういうことですか、といういわば確認のような作業こそがコミュニケーションの基本だと思います。曖昧な点、不明な点を自らの思い込みで埋めてしまっては、間違いが生じる。思い切って自分の考えを発表し、フィードバックを受けることは大切です。しかし、率直な返事をくれる人だけではないので「率直な意見を聞かせてほしい」という真剣な態度で本音を探る必要があると思います。
仕事でやってはいけないことは「思い込み」ということを肝に銘じたいと思います。

・言語化することで、思考は情報になる
考えていても、漠然としたイメージだけでは、人に伝えることができませんし、共有することも難しいと思います。アーティストというイメージングで勝負する世界ほ方ですら「言語化」の重要性を認識しているのですから、普段の仕事のやり取りでは、口頭にせよ文書にせよ、「言葉」が支配している部分は極めて大きいと思います。的確に言葉にする訓練は、常に必要で自分の文章や発言は自分で厳しくチェックし続けていきたいと思います。

実行プラン①複雑な問題をフレームワークにあてはめて整理してみよう
実行プラン②相手の意向を徹底的に探ろう
実行プラン③本質を見極める訓練をする。要点を整理して話す、書く。
実行プラン④ピラティスを続ける
実行プラン⑤前提を疑う、思い込みを捨てる
実行プラン⑥言語能力を向上させる

2 件のコメント:

ねじりはちまき鳥 さんのコメント...

BUSHIDOUさん、こんばんは!

ブログ拝見しました。
「思考を言語化する」は私もできるだけ
やっていきたいと思います。
また、文章を書くことをコツコツやっていこうと「喝」が入りました。
有難うございまいした。

bushidou さんのコメント...

ねじりはちまき鳥さん、コメントありがとうございます。

話言葉しかり、書き言葉しかり、うまく言語化できる人は「判断が早い」し「周りからの理解を得られやすい」と感じています。つまり、いい仕事ができることにつながるので、体力づくりのようにやっていきたいですね。

職場の上司曰く、
「書く速度は飛躍的に上がるものだ」
ということなので、ブログ等を書く時間に制限を設けて書いてみようかと思います。