2009年8月11日火曜日

妹尾堅一郎著「考える力をつけるための『読む』技術」

考える力をつけるための「読む」技術―情報の解読と解釈

最近、本の読み方・選び方の精度をもっと上げて、濃い時間を増やしたくなってきました

そこで、今日読んだのは、東京大学特任教授の妹尾堅一郎氏の「考える力をつけるための『読む』技術」。

妹尾教授は、問題学、構想学などの研究分野を通して、先端人財育成を実践されています。
先端人財に必要な情報の読み方とは、どのようなものなのか知り、実践したいと思い、選書しました。

まず、情報を読む時の基本的な態度として、

他人の知的生産物とその内容を「意味づけ・意義づけ・位置づけ」できなければならない。

なぜなら、今後の時代に求められる能力は、

マネジメントに重要なことは、「意思決定能力」よりも、「意味づけ能力」である。
経営とは、意味ある方向性を探し求める行為である。


からだと述べられています。

つまり、これからは、人間にとって何が一番大切なのかを考え抜き、読んで得られた情報から、社会に必要な何かを創造したり、社会の方向性を示したりできる人が求められていると感じました。

本書に掲げられている情報収集の方法は、どれも具体的で、すぐに今日から実行できるものばかりです。

例えば、

◆気になる事象や発言に出会い、重大な意味を持つと直感したら、新聞の切り抜きや雑誌の切り抜きを集め、ダンボールに放り込む。何度も何度もそれらの記事を読む

◆初めて学ぶ分野では、アエラムックや、新書の御三家「岩波新書」「中公新書」「講談社新書」には入門書として良質のものが必ず含まれている。

◆ハウツー本は、短期間にハウツーを自分のものにするための本だから、破ったりばらして持ち歩き、自分のものになったら捨てる、ぐらいの工夫をするとよい。

◆大学の教科書にあたる。特に放送大学の教科書

◆ケーススタディやワークショップなども、何に役立つかをどう解釈し、活用するかは人それぞれのテーマごとに違う。テーマにそって積極的な意味づけを自分からすること

研究者レベルの情報収集方法だと圧倒されますが、人生にテーマがあれば、夢中でできることかもしれません。

最も重要なことは、情報を集める以前に、人間にとって何が一番大切なのかを考え抜いていることだと思います。それにより、必要な情報を引き寄せ、得られた情報を最も良い形で社会にフィードバックできるのではないでしょうか。

2 件のコメント:

鈴木 さんのコメント...

BUSHIDOUさん、ブログにコメントや他にもいろいろとありがとうございました! BUSHIDOUさんのブログと関連深くて驚いています。

ジェイン・オースティンの読書会、目にとまって借りましたし、その下の大垣は地元ですし他にも。今回の本もすごく勉強になりました。

>人間にとって何が一番大切なのかを考え抜き、読んで得られた情報から、社会に必要な何かを創造したり、社会の方向性を示したりできる人

こういうこと考えるの結構好きです。自分にあってないから、ムダなんじゃないかと思いいつも、考えるだけなら問題ないし、そういう人になりたいです。

>最も重要なことは、情報を集める以前に、人間にとって何が一番大切なのかを考え抜いていることだと思います。

実は一昨日、自分にとって一番大切にしたいことはこれに違いない、ということを見つけてしまい一人で感動してました(笑) 下の記事の一位に書いてあるものです。それだけに
びっくりしつつ不思議な気持ちです。

「死ぬときに後悔すること」ベスト10
http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2009/08/10-654e.html

BUSHIDOUさん、いろいろありがとうございます。これからもよろしくお願いします!

BUSHIDOU さんのコメント...

鈴木さん、こちらこそ、感謝感激です!

読書会で出会う方々とは、共通体験も共通読書多く、話題がどんどん盛り上がりますね!


私も、本をたくさん読み、人と沢山お話すると、「あっ、あのこととつながる」ということが毎日のようにあって、びっくりです!

「死ぬときに後悔すること」ベスト10
の記事、真に迫ってきます。

最近参加した洋書の読書会で、「どう死にゆくかを知ることはどう生きるかを知るということ」というフレーズで、皆立ち止まって考えていたのですが、

この記事を先に知っていたら、もっとすごい議論になりそうでした。プリントアウトして持ち歩きます!

素晴らしい読み物をご紹介くださってありがとうございます。

今後も鈴木さんの気づきにつながるような
ファクターをGIVEできたら嬉しいです。

こちらこそ、今後ともよろしくお願いします!