2009年10月29日木曜日

要チェック!アメリカのビジネス書ランキング

アメリカでよく売れているビジネス書は、たいがい日本語に翻訳されます。

しかし、先読み力を鍛える方法として、「どんなジャンルが売れてるのか」「目新しいスキルの本はないか」程度にアメリカ市場のランキングを眺めてみるのもおすすめです。

ファッションであれば、style.comなどでパリコレのムービーを見て、次のシーズンはこれが流行るんだー!なんて思ってしばらくしてショップに行ったら、本当にその流行の服が出回り始めてたりする。なんだかちょっと嬉しい、そんな感覚に似ているかもしれません。

「この本は、多分日本語訳されるんだろうなー、邦題はどうなるんだろう」なんて予測したりして、その後書店で見つけてにんまり、とか、結構それだけでも楽しいものです(中身を読まないと、タイトルは予測がしにくいですが・・・)。

そこで、今日は、アメリカの新聞社が取り上げている今月の「ベストセラービジネス書」を日本語訳の本とともに御紹介します。

【アメリカ人は才能がお好き?】

まずは、ニューヨークタイムズ紙による、今月のベストセラーの中から。 

Outliers: The Story of Success

『 OUTLIERS 』 by Malcolm Gladwell.
今月第1位に輝くこの本は、勝間和代さんが邦訳された、『天才! 成功する人々の法則』です。日本の成功者とアメリカの成功者では、スケールが違いますが、「法則」があるとなると気になりますね。

天才!  成功する人々の法則

日本語版の出版社(講談社)の特設サイトでは、ニューヨークでの、勝間さんとマルコムの対談の様子をムービーで見ることができます。
勝間さんのブログによれば、5月発売の『週刊ダイヤモンド』でも対談の特集が組まれていたようです。

本書の著者であるマルコム・グラッドウェル氏は、『急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則』 の著者としても有名です。


次に、ウォールストリートジャーナル今月のビジネス書ベストセラーを見てみると、

『さあ、才能に目覚めよう』のセカンドエディション、『Strengths Finder 2.0 』by Tom Rath.3位にランキング入り。勝間さんの本を読まなければ、存在すら知らなかっただろう本です。アメリカでは現在2.0がランキング入りしています。

セカンドエディションの日本語訳が出るのも間もない?
Strengths Finder 2.0



日本語版ファーストエディションがこちらです。↓

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

アメリカでは、才能を伸ばすことに強い関心があるようです

日本では個々の才能を伸ばすより、役職に合わせたスキルを身につけようとする傾向があるように思います。

ビジネス書もノウハウ本の方が人気がありますし、自分の才能を掘り下げる作業がまだまだ足りないのが日本人なのかもしれません。

アメリカのビジネス書の面白いところは、自分の価値観を根本的に問い直すきっかけになること。
しかし、せっかくの先進的な考えを社内で取り入れようすると、浮いてしまったりするので、心の中にそっとしまっておくパターンも多いのではないでしょうか。

マインドセットを一緒にできる仲間を見つけて、輪を少しづつ広げていくのが理想です。

【仕事に対する考え方が変わる?】

ニューヨークタイムズ紙、今月のビジネス書ハードカバー部門9位は、まだまだ根強い人気の
『THE 4-HOUR WORKWEEK』 by Timothy Ferriss.

The 4-hour Work Week: Escape the 9-5, Live Anywhere and Join the New Rich

邦題では『なぜ、週4時間働くだけでお金持ちになれるのか?』となっていますが、初め「週4日」の間違いではないかと思いました(笑)。ちゃんと「4ーHour」でした。

なぜ、週4時間働くだけでお金持ちになれるのか?

「お金持ち」とタイトルにつけるとよく売れるのでしょうか。私は逆にうさんくささを感じてしまいます。原書を読むと、確かにニューリッチをめざす内容ですが、時短のための「画期的な仕事の仕方」に焦点をあてて読んだ方が断然面白いと思います。「断る技術」に至っては、かなり思い切った内容です。相当仕事ができる人でないと、角が立つかもしれません。

以前このブログでも御紹介した、ニュージーランド人の経営者ナタリア・ロシナさんも、アマゾンのレビュー(日本語)でこの本を高く評価しています(ただし、彼女のレビューによると日本語訳は不十分だそうです)。

本書でも強調される、「assertive(アサーティブ)」な態度のコミュニケーションについては、アメリカの方が豊富に出版物があるので、今後チェックしていきたいと思います。

原書の使い方としては、根本的なマインドセットをして、その後日本の風土に合ったやり方に改良するのが一番いいかもしれません。

12月には、新バージョンの『The 4-Hour Workweek, Expanded and Updated: Expanded and Updated, With Over 100 New Pages of Cutting-Edge Content. 』が出版されますので、こうご期待。
The 4-Hour Workweek, Expanded and Updated: Expanded and Updated, With Over 100 New Pages of Cutting-Edge Content.

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