2009年11月20日金曜日

『クーリエ・ジャポン』もCosmic!~創刊4周年記念号『COURRiER Japon DEC.2009』~

このたび編集部を訪問させていただき、編集長さんから直々にいただいた『クーリエ・ジャポン12月号』!!
この雑誌が出来上がるまでの苦労が想像でき、今まで以上にじっくり読みました。

12月号の大特集記事は、「“宇宙人”的NIPPON」。

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2009年 12月号 [雑誌]


私がかつてマルタ共和国で1週間の語学研修を受けた際、スクール内には、

主にロシア、ドイツ、北欧、スペイン、イタリアから20代から40代くらいの

ビジネスパーソンが集まっていました。

末のパーティーで自称「ボタニカルジャーナリスト」のロシア人が、

日本の庭園を、「cosmic」直訳すると「宇宙の、無限の」という意味)と表現しました。

混沌としたchaos的ではなく、整然として、空間的広がりがある、

神秘的なイメージと捉えていたのかもしれません。


同じ意味で、『クーリエ・ジャポン』もCosmic!


一見、さまざまな記事が混沌とちりばめられているようで、軸にテーマがあるのです。

バランスのとり方も絶妙。

社会情勢から、健康、美容、グルメの記事まで(※感想は後ほど!)あります。

今月号で私が最も注目した記事は、

“COURRiER SELECTION グローバル化時代の明日を読む記事を厳選”
という軸のもとに選ばれた、

人はなぜ、ウィキペディアに書き込まなくなったのか?



(図:『TIME.com』サイトより)




副題は巨大化しすぎたコミュニティは機能不全に…

とあって組織論に通じるような気配が…。

“熱心に執筆や編集を行う人々が同質化している”

“書き込みを行う人々のなかには女性は13%しかいない”

本誌の記事によれば、平均的なウィキペディアン(Wikipediaに書き込む人)は、

先進国に住む若い男性。頭がよくて教養があり、一日中考えたり、学んだり、

書いたりしている人だそうです。

私は、大学の研究室にいる人や、新聞・雑誌の記者さんを想像しました。

知り合い同士で書き込みを競っているかも知れません。「あの項目、俺が書いたんだ!」なんて。

女性が少ないというのは、そもそものネット人口比なのか、知識欲の差なのか、残念な気もします。

私も書き込んだことがないですが…。

“自由であればあるほど、データーベースを増やすことに貢献してきた熱心なボランティアの気持ちをとらえられるのだという。”

もともと自由な書き込みが可能だったウィキペディアは、

正確さと公正さを強化するための新たな方針により、

自由に書き込んでいた人たちを遠ざけることになってしまいます。

そこに、コミュニティの官僚化が起きるわけです。

“「ウィキペディアのようなプロジェクトも有力で大きなものになっていくと、ある時点から官僚的機構が必要になるのかもしれません。」”


“ウィキペディアの問題は、人間がつくるすべての組織と同じような弱点を示している。観念上のコミュニティも、大きくなりすぎると機能不全が始まるということだ。”

某SNSやツイッターも、巨大化すると、階級制度(elite twitter-erとか?)ができてくる気がします。

頻繁に書き込みをする人達が暗黙のルールを作り、官僚化し、

そしてWikipediaみたいに、いつかは停滞期がやってくるのかもしれません。



面白い記事なので、元記事を『TIME』のサイトで探してみました!

原題は「Is Wikipedia a Victim of Its Own Success?」。

『TIME』や『News week』の元記事タイトルは、ちょっとひねりすぎていて、文化が違う外国人には分かりにくいことがあります。

うまい具合に、人の心をとらえるクーリエの記事タイトル、読み手のことをちゃんと考えてくれています。



さあて、前出の健康、美容、グルメの記事とは…



健康…“Floss or die!”というすごい書き出し(笑)で始まる記事は、

歯周病の恐ろしさをこれでもかというほど伝えていて、ちょっと鳥肌が立ちました。毎日Flossしよう!

美容…日本人がIKKOさんが紹介する韓国コスメに夢中になるように、

アメリカ人も日本人の肌の白さ、きめ細かさに関心を寄せていて、

そのExtremeな美容法を探る記事(p50)あり。※『マリ・クレール』の公式サイトから元記事発見!

グルメ…“米国で爆発的人気”の「クレージー・バーガー」。爆発的人気ってどの程度なのかな~、

と思ってcrazyというスペルで探しても見つからなかったのですが、

スペルはCraz-E Burgerなんですね!

youtubeで作っているところと、食べている人のインタビュー動画を見つけました!



美味しそうだけど、すっごい甘そう!!



というわけで、まだまだ読みたい記事が沢山あるので、このまま読み続けることにします。

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2009年 12月号 [雑誌]
レビュープラス様、今回も献本ありがとうございました!)

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