2009年12月11日金曜日

アウトプット勉強会課題本『21世紀の歴史』ジャック・アタリ著

(マインドマップ、拡大できます。キーワードだけでもご参考に!)
名古屋アウトプット勉強会の今月の課題本は、ジャック・アタリ氏の『21世紀の歴史』。

政財界で活躍し、思想家、作家でもあるフランス人、ジャック・アタリ氏のスタンスは評論家ではなく、

あくまでも「プレーヤー」であることから、

常に社会問題と向き合っている実感から生まれた「警告書」と言えるだろう。

ざっくり言えば、この本で学ぶべき1つめのマインドは、

人の本質や歴史をよく観察して、リスクを丁寧に割り出し、そうならないように手を打つ


ことだと思う。

その上で初めて、理想的な人間社会に向かえるのだ。

greed(強欲)な人間達が、これからどのような歴史をたどるのか、

アタリ氏は、2006年の時点でサブプライム問題や世界金融危機を言い当てただけに、

注目し続ける必要がある。

懸念すべき彼の未来予測の中で、気になったものを挙げてみよう。

◆超監視体制がしかれる・・・監視体制(体制側が決める最適な社会規範に合致しているかどうか、

                   常に測定・管理される社会体制)が行きすぎ、プライバシーが全くなくなる。

クリエーター階級(中心都市に集まる才能溢れる人々)を為政者が追放すると、中心都市といえども没落する。

不安定な就労可能性・・・人々は自己の健康状態や知識レベルを常にチェックする状態におかれ、
                                        
                 即座の移動を命じられたり、常に企業とオンラインでつながっている状態を矯正される。
                 常時アップデートできないものは即時解雇される。


これらに対して、流れを止めることが難しいなら、個人レベルではどう対処していけばよいかあれこれ考えてみた。

◆体制からの監視を防ぐには、 国家やgoogleに個人情報を集約されないようにするしかないのかもしれない。
 個人情報はとにかく集約されてはならない。

◆自らクリエーターになるのが一番社会に役立つし、支配されにくい。

◆仕事をし続けるには、常に自己研鑽して、新しい価値を提供し続ける必要がある。


アタリ氏が予測する、

未来の第1波:超帝国
(すべてがマネーで決着がつく、究極の資本主義が支配する世界)

未来の第2波:超紛争
(国境をまたいで、様々な暴力集団が破壊的衝突をする)

を経験したあとに、

未来の第3波超民主主義
(市場民主主義をベースとした利他愛に基づく人類の新たな境地)

が、私たちが生きている間に現実化するかどうかはわからないが、

このような志を持つ人が増えれば、社会はその方向に向かうだろう。

自分のヴィジョンに迷いがある場合、この未来の第3波を追求してみたい。

なぜなら、地球上の幸せの数が増えるからだ。

周りに、くらしに不自由のない人ばかりがいるトコロにとどまっていないで、

ノマドのように世界を旅して、地球規模のバランス感覚を持つことも必要かもしれない。

2 件のコメント:

シオ爺 さんのコメント...

ジャック・アタリの絵が上手い!
(そこは、ツッコミ入れなくて良い!?)

僕は、ようやく200ページくらいまで到達。

詳細は、ブログか勉強会の時にしますが、
やはり、田坂広志さん的な弁証法と絡めてアウトプットしようかと。
「時代の方向性を見極める」みたいな感じ。

他には『3つの原理』ローレンストーブ著にも、“ビッグピクチャ”という視点から、この本と少し似た部分があったので、そことも絡めると面白いかな(時代・階級・性別によって、未来を予見するって本)と考えています。


それから、《超監視体制》に関しては、数十年単位で見ると、逃れることは不可能でしょう。
そうすると、そういうシステムを悪用出来ないようにする方向の方が、重要なのかも。

なーんて事も感じました。

また、勉強会の時にお話出来るといいな~。
よろしく~(^_-)-☆

BUSHIDOU さんのコメント...

シオ爺さん、絵を褒めてくれてありがとう笑。

さすが、シオ様は、マクロ的視点で読んで、しかも、前回の課題図書を生かす方法でつなげていくところに、視野の広さを感じるなー。

『3つの原理』面白そう。すごい本よんでますね!これは、聴きたいなあ。

超監視体制は、日本も韓国のIDやイギリスの監視カメラのようなシステムは取り入れていく感じがするよね。
まあ、安心だけど、信頼社会の崩壊っていう感じもして、コストもかさむんだろうね。

アウトプット会では、未来を予見しながら、
我々はどういう方向性で時代を生きるべきかについても、みんなの考えが聴きたいなあ。

楽しみにしてまーす(^v^)