2010年1月9日土曜日

板坂元著『考える技術・書く技術』講談社現代新書

色々なジャンルの情報を幅広く得るということを意識したことがありますか?


考える技術・書く技術 (講談社現代新書 327)



板坂元著『考える技術・書く技術』に面白い示唆が載っていました。

「ブレーン・ストーミング読書法」。

例えば、ジャンルを問わず、手当たりしだいに雑誌を読むこと。

“セックス・株式・ファッション・漫画・スポーツ・自動車・思想・料理・手芸・旅行等々”

その結果は、

“二日くらいかけてそれが終ったときは、いつも新しいアイデアが生まれているし、行きづまっていた問題を別な角度から眺めることができるようになっているものだ。”

広く浅く情報を得ると言う意味では、てんでばらばらの情報が川のように流れるツイッターは、

まさに、その役割をしてくれています。

しかし、ツイッターで情報を得るだけでは、鋭い洞察力は得られないと感じます。

ツイッターセレブ達のつぶやきが面白いのは、

彼らには、これまでに培った圧倒的な情報量の蓄積やアカデミックな素地があるからだと思います。

本書では、専門バカに陥らないための、「三角測量法」という読み方も具体的に紹介しています。

専門バカと言うのは、自分に興味のあるものしか読まない人、

つまり、意識して情報を広げないことを意味するのでしょう。ぎくりとしますね。

本書で紹介されている「三角測量法」がこちら。

1 ある日刊新聞をはじめからしまいまで、ざっと目をとおす

2 週刊誌、書評、週刊展望誌を読む(ときどきその種類を変える)

3 自分の分野から、ずっと離れた分野の業界新聞を、これもいつも違った種類のものを選んで読む

4 高級綜合雑誌をいろいろちがえて読む

5 学会の専門誌を、題目の外はなにもわからないでも読む

6 書評誌を読み、刺戟になりそうだったら書評されている本を買って読む(友達にすすめられた本ではいけない)

7 外国の雑誌を読む

8 若いときに読んだ小説・古典を読みかえす

9 歴史上の、ある時代または事件をえらび、徹底的に調べる

10 雑学者と呼ばれるのをおそれるな

たえず好奇心を刺戟して、自分の外の世界に入り込むことによって視点を多くするんですね。

☆たまには、難解な文章にもチャレンジしよう!

上記4、5、7のような難解な文章や専門的な分野を理解するには、

情報処理以上の特別な精神力が必要です。

しかし、読解力を磨くと、情報を得るのがますます楽しくなります。

それは、ひとつの文章から読み取れるものが増えるからです

読解力は、私の経験上、訓練して筋力トレーニングのように習慣化しなければ、

まず身につかないと思います。さぼっていると、すぐに落ちてしまいます。

しかし、ある一定の時期、分野を絞って情報を掘り下げる努力をすれば、その後、どの分野でも

体系的な知識の獲得が早くなります。

私は、ツイッターでタイムリーな情報への感度を上げると同時に、

あえて、読解力を磨くために長文を大量に読む、ということも同時に進めたいと思っています。

本書にもあるように、脳の働きをよくするには脳を使うのが一番。

もっとちゃんと頭を使うような日常にして行きたいと思います。

まずは、図書館に行ってみよう!

0 件のコメント: