2010年1月22日金曜日

「複眼思考」講座~シティカレッジで学ぶ~

(両義図形の例:1つの形が複数の見え方をする図。縦向きにすると・・・)
先週に引き続き、今日も某大学の「思考力を鍛える」講座に行ってきました。

このシティカレッジでは、無料で思考力のトレーニング講座が1時間半×4コマ受けられます(今回が第3回目です。)。
今日のテーマは「複眼思考」。

よく、多角的にものごとを見よう、と言われますが、なぜでしょうか。

それは、1つの見方だけに囚われてしまうことによって、

間違った行動を取ってしまう危険性があるからです。

例えば、冤罪や無用の争いです。

それだけデマを信じることや、思い込みをすることは危険なことなのです。

残念ながら、思い込みから逃れられる人はいません。

しかし、自分が“思い込みをしている”ことに気付くことは可能です。

私は、「自分が思い込みをしているかも」と立ち止まって考えられることは、知性の1つだと思います。

愚かな行動や発言をしないためにも、「複眼思考」は意識をして訓練する必要があります。

「複眼思考」を鍛える上で大きなポイントとなるのが

「自分の先入観を相対化する」こと。

「相対」の反意語は「絶対」です。つまり、自分の所見を唯一絶対的なものとみなさないことが大事
絶対だと思えば、それ以外の考え方を排除することになり、極めて狭い考え方に陥ってしまいます。

冒頭の両義図形は、一つの形が、複数の見え方をすることを教えてくれています。

そして、そのどちらが正しいか、と問われたとき、どちらも正しいと言えます。

何かについて、ひとつの考えしか思い浮かばなくなったら、その考え方をまずは批判的(クリティカル)

に捉えて、別の見方をしてみましょう。それだけでも思い込みから脱するきっかけになるのです。

さて、権威ある著作や、TVの報道番組等にも、思い込みによって作られたものはあります。

複眼思考の訓練には、そういった、「いかにも正しそうなもの」を使って、

あれこれ違う考え方をしてみたり、

間違ったデータの使われ方がされていないかをチェックするのもいいと思います。

特にデータを見るときは、データ自体のチェックと、その解釈が正しいかどうかを吟味する必要があります。
例えば、

◆データの取り方に偏りがないか(例えば、首都圏だけのりサーチかもしれない)。

◆パーセンテージの分母はいくつか。(同じ80%でも、5人中4人かもしれないし、1億中8000万の場合もある。)
◆グラフを比較するときは、グラフの横軸、縦軸は同じものを使っているか。

地道に頭を使う訓練ですが、

公式の場での発言や、自分がいい年齢になって若い人達に話をする時に、

自分の思考が未熟のままだと、信用を失うことになりかねないので

堂々と責任を持って発言するためにも、

複眼思考やクリティカルシンキングは鍛え続けたいものです。

************************************************************
※私が、クリティカルシンキングのために活用している本についてのエントリーです↓
判断力を磨くために読む本2冊

※このシティカレッジの前回分「思考力」を鍛える読書法講座のエントリーです↓

「思考力」を養う読書法の講座に行ってきた~その1~
「思考力」を養う読書法の講座に行ってきた~その2~
「思考力」を養う読書法の講座に行ってきた~その3~

2 件のコメント:

花熊武士 さんのコメント...

「自分の所見を唯一絶対的なものとみなさないことが大事。」
というコメントいただきました。
さっそく使わせていただきます。

BUSHIDOUさんのブログを拝見した感想は「スポンジが水を吸収するように文章が頭に入ってくる」です。

理由は次のとおりです。
・文章が簡潔(テンポがよい)
・論理的(数学の証明みたい)
・具体的(イメージしやすい)

これからもよろしくお願いします。

BUSHIDOU さんのコメント...

花熊さん、このようにロジカルに褒めて
いただけたのは初めてで、非常に嬉しい
です。

花熊さんのライフハックvol.5での
「100円均一の方眼のメモ用紙」
についての論理構成、はっきり覚えています。

とても説得力があり、素晴らしかったです。

話すテンポと書くテンポは似てくるよう
ですので、両方磨いていきたいものです。

こちらこそ、宜しくご指導お願いいたします!