2010年1月30日土曜日

思考力講座~「問い」をたてる能力他~

某大学シティカレッジ第4回目、最終日の講義を受けてきました!
受講料無料で誰でも受けられる市民講座であるのに、意外と存在を知られていないようです。
私は、この『思考法』の講座のおかげで、頭の使い方が一気に変わってきました。
「考え方のレパートリーが少なく、一般的な考察に至ることが多いな」と思ったら、
いままでの“思考法を変化させてみる時かもしれません。

さて、本日のテーマの1つ目は、「問い」を立てる力についてでした。
当たり前のことですが、問題設定の仕方によって、得られる解は違ってきます。
友人と一緒に道を歩いていても、周りの様子にほとんど無関心な人と、
「なんでココは自販機が多いの?」とか、「ここ設計ミスじゃないかな」などと、
あれこれ疑問を抱く人がいます。

まずは、漠然とした疑問を抱く感性が必要で、その先が思考力の出番です。

☆問いを立てる思考法①:漠然と抱いた疑問を細分化する=「問い」のブレイクダウン

例えば、「本屋さんが繁盛するには?」という疑問を抱いたら、

・どのような規模の本屋さんか?
・繁盛とは毎月の売上はどれくらいか?
・どのような立地の本屋さんか?
・どのジャンルの本をメインに売りたいか?
等々・・・

というように、問いをどんどん分解して行きます。
(分析用のフレームワークを用いるのも良いですがブレインストーミング的に
思いつきでどんどん出してみた方が、思わぬ問いに出会える
かもしれません。ここでは、マインドマップが役立ちそうです!)

さらに、「関連する問い」を新たに展開して、別の側面を見るようにします。

ライバル店はどのジャンルが強いか?
・繁盛しない本屋さんの特徴はなにか?等々・・・

そうやって、ひとつひとつの答えを出して行くことで、より具体的な解決方法を見いだすことができます。 さて、この思考の流れは、できるだけ早く、反射的に出きた方がよいと感じました。
なぜなら、問いの分解の段階ででノロノロとしていては、判断が遅くなってしまうからです。

☆問いを立てる思考法②:因果関係の問いは、比較で絞り込む

例えば、医療訴訟などで、手術と患者の死亡の因果関係が争われるケースなどがありますが、

専門家の判断基準は別として、
色々なことを考えるきっかけになります。

「まず患者が病気になったのは生活習慣や遺伝的要素のせいだし」
「同じように手術しても、感染症にかかる人とかからない人がいるし」
「手術が遅くなったのは患者が病院に行くのが遅かったせいでもあるし」

など、100%執刀医を攻めることは出来ない理由が沢山見つかります。

沢山の原因が複雑に関わってひとつの結果になっていることは、
すべての事象について言えることだと思います。

しかし、仕事上では、なぜ業績が悪化したのか、など、「因果関係の確定」をしなければならない場面があります。

◆因果関係を確定する三原則◆

1 原因の時間的先行 結果よりも原因が時間的に先である(当たり前のことですが)。
2 共変関係にある もし、その原因を変化させれば、必ず結果も動くという関係にあるかどうか。
(ex.オーブンの温度を変えると、焼き加減も変わる)
3 他の条件の同一性 他の要因が影響していないか
擬似(にせものの)相関関係」を見破ることが大事。

※擬似相関を見破るには、他の事例と比較するという方法があります。


共時的・・・空間的な比較(国際的、地域的、別組織等)
通時的・・・歴史的な比較(過去と現在、戦前と戦後)

また、

・結果が同じなのに、原因が違う例を見つけて比較する
・条件を変えてデータを取り比較する

ことで、原因を絞り込んで行くことが鍵となります。

因果関係の確定に不安を感じたら、別のケースを沢山ひっぱりだしてきて、
まずは比較してみる、という作業をしてみたいと思います。

◆まとめ
①漠然と感じた疑問は、明確な「問い」にして、さらにその「問い」を細分化する

②因果関係を確定するには、複数のケースを比較して絞り込むこと。

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