2010年1月20日水曜日

COURRiER Japon(クーリエ・ジャポン)FEBRUARY 2010

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 02月号 [雑誌]


この号を見て、思わず表紙をこすったり、電灯の下にかざしてみたのは、私だけではないだろう。

何のことだか分からない人は、『COURRiER Japon (クーリエ・ジャポン)』

2月号を見て欲しい。印刷技術ひとつとっても、こだわりが感じられる、遊び心のある国際情報誌だ。


2月号の特集は次の、ITライフ。”


私は基本的にアナログ人間である。しかし、社会が向かう方向すら変えてしまうモバイルIT(iPhone、

キンドル等)や、ネット上のサービス(Twitter、フールー等)には目が離せない。

特に毎月最低10冊は書籍を購入している私にとって、

まず知りたいのは、アマゾンの電子ブック「キンドル」が、アメリカでどう受け入れられているかだ。




(米国Amazonホームページより:電子ブック「Kindle(キンドル)」)


本誌に掲載されている『ニューヨーク・タイムズ』の記事によれば、

“…端末の使い勝手が良いため、以前よりも読書をするようになったと語る電子書籍愛好者は少なくない。”(p34)


とある。確かに電子ブックを手に入れれば、中身を増やしたくなるのが本好きというものだ。

例えば、友達とカフェなどで会っている時、その場で複数の本を紹介し合える。

画面で文体や字面の確認させてもらって、続きを読みたい、と思ったら、

その場で購入する、というシーンも生まれるだろう。

キンドルは、どこに居ても好きな時に書籍をダウンロードできるのが特徴だと思っていた。

しかし、同記事には

“彼女が暮らす町では、キンドルの無線接続を利用することは出来ないが、PCに接続すればオンラインで電子書籍を買える。”(p35)


という記述がある。

PCに繋がなければ本を購入出来ない地域に住む場合には、便利さは半減すると思うがどうか。

さて、電子ブックにも音楽や映画のように、海賊版が作られる懸念がつきまとう。

同記事によれば、アマゾンのシステムには実際に抜け穴があるそうで、

仲間の1人が買った書籍を無料でダウンロードし合っている人達がいるらしい。

彼らは、本の貸し借りをしているという感覚のようだ。

私はふと、家族内での本のやりとりのことを思い浮かべた。

私は中高生の頃、親の本棚にあった文学全集や、ラックに入っている英字新聞などを

自然に読むようになったという経験がある。

もし父親が電子ブックを通勤に持ち歩いてしまったら、その中にダウンロードされている

書物や新聞は、家族が読むことはできないのだろうか。自分では買わないような難解な本を読む、

という機会が減ると、情報が偏ってしまう気もする。せめて家族間では、電子書籍を共有で

きることが望ましい。

『クーリエ・ジャポン』には、家族で話題にしたい記事も多い。今月号で一番面白く、ためになったのは、

“「IQの高いバカ」にサヨナラ!?本当の思考力は「RQ」で測られる 

というタイトルの、イギリスの科学雑誌『ニュー・サイエンティスト』からの記事だ。

IQ、EQ(心の知能指数)と来て、ここでは「RQ」(合理性指数)という指数が取り上げられている。

学校の成績が良いなど、IQが高いからといって、仕事の場で卓越した分析や判断出来るとは

限らないのだ。この記事は、IQは両方とも高い新旧アメリカ大統領(旧=ブッシュ・新=オバマ)

を比較して皮肉っている。RQは、合理的判断をすべき場面で合理的判断が出来る力を示す。

RQの低い人が組織の上に立つと大変だ、という教訓を得たところで、

はて、と思う。自分には合理的思考能力が備わっているだろうか。

科学雑誌の記事らしく、思考力テストまで付いているので、早速やってみた。

Q1 バットとボールの値段は合わせて110円。バットの値段はボールよりも100円高い。ボールの値段はいくら?

(私はまんまと罠にかかってしまい、不正解であった。)

正解は、『クーリエ・ジャポン』2月号をチェック(笑)!

また、記事の末尾には、“愚かな判断をしないための6カ条”(p101)がまとめられている。

本誌には具体例を用いてわかりやすく説明されているので、参照されたい。

☆愚かな判断をしないための6カ条

■雑念を取り除く

■言葉にとらわれない

■感情に左右されない

■事実を根拠に考える

■長期的な影響について注意深く考える

■誰にでも思いつく解決法以外の解決法を考えてみる

この6箇条を折にふれて見て、自分の脳が何に惑わされやすいかを客観的に観察し、

合理的判断を導くプロセスを身につけたいと思った。


ところで、アメリカ大統領といえば、本誌には、オバマ大統領とミシェル夫人が語る

「結婚生活の危機」についての記事が掲載されている。ハラハラせずには読み進められない。

そして、思った。ミシェル夫人はオバマ同様、RQが非常に高い人なのではないか。

なぜなら、インタビューに答えるミシェルの言葉には結婚生活における合理的なヒント

が凝縮されているのだ。

“「もし私たちの結婚生活の浮き沈みの経験から、若いカップルが、結婚生活には努力が必要だと悟ってくれたら嬉しいわね」”(p98)

“「どんなカップルも、結婚生活全体を通じて見るべきよ。そしてそれは、単に4年や8年という期間ではないわ」”(p99)

熟慮が出来る人と一緒なら、困難があっても乗り越えられるだろう。

結婚相手も、RQの高い人を選んだ方がいい。

…と相手に求めるばかりではなく(笑)、私も『クーリエ・ジャポン』を読んで、世界を俯瞰できるような

柔軟な思考能力を持つ人間をめざしたいものだ。

(※本誌は、レビュープラス様より、献本いただきました。いつもありがとうございます!)

2 件のコメント:

友 さんのコメント...

ボールは5円だな (^^
BUSHIDOUさんがひっかかったとあったので
落ち着いて考えました〜♪

BUSHIDOU さんのコメント...

友さん、さすが!

バットの値段=x、ボールの値段=y
として、

x+y=110
x-y=100

という連立方程式を立てればいいのですよね☆
こういうちょっとした手間を面度臭がると、思わぬ間違いをしてしまうので危険。

教訓:「めんどくさがらず、ステップを踏む」

本誌には、Q3まであります。興味のある方はどうぞ~!