2010年3月18日木曜日

What構築能力を磨く方法 ~『大前研一LIVE』DVD~










レビュープラス様より、『大前研一LIVE月フルプランを2ヶ月間受講させていただけることになりました。毎週とても楽しみです。御礼申し上げます!




お試し版が非常に充実していたので、今回のDVDが届くのを楽しみにしていたところ、3月7日号には、本篇に加えて特典DVDまでついていました。その特典DVDがまた興味をそそる内容で、「脳科学から見たひらめき力」というタイトル。




時代を切り開くような仕事をするには、ひらめき力は必須だと思います。


☆WHAT構築能力を育てるカギは、“口癖”にあった!!

冒頭で、司会の慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科教授の高橋俊介先生が、

「日本の優秀なビジネスパーソンは、論理思考力やHOW(どのように仕事を行うか)は得意だが、“何をするか”というWHATを構築する能力が弱い」

と指摘されます。確かに、何のビジネスをするか、という発想が貧困で、定型的な感じがします。既に存在するものの改善や、効率化は得意でも、最初にディズニーランドを作ったり、世界で初めて機関車を作ったりするような発想力が足りない、ということでしょう。

しかし、脳科学の理論では、WHAT構築能力は磨くことができるそうなのです。

その方法は、なんと、その人に合った「口ぐせ!」をつけること!

☆なぜ「口ぐせ」が脳の働きを変えるかを知ろう!!


解説は、「はげひげ」こと、諏訪東京理科大学の脳科学者、篠原菊紀先生です。
私的にはツボな先生でした(笑)。

まず、自分の脳が、どの脳内ホルモンに依存する傾向があるのか知る必要があるそうです。

①「新奇探索傾向」はドーパミン依存。 いわゆる新し物好きの方です。
②「損害回避傾向」はセロトニン依存。 平和主義。安定を求める慎重派。
③「報酬依存傾向」はノルアドレナリン依存。 アメとムチのような極端な刺激を求め、ヒエラルキーが好きな方です。

私は、完全に②タイプ(笑)。石橋をたたいても渡りません。日本人に一番多いのが②だそうです。

自分のタイプを知ったら、今までにない、新しい発想を刺激するような口癖を発してみましょう。

①そもそも新しいものを求めるタイプなので、違う環境を用意しがち。よって、見たものを抽象化して、逆に「同じだ」「似ている」という口癖をつけてみよう。

②同質社会にいたり、普段同じ事の繰り返しをしているので、マイナーな違いを発見して「これはあれと違う」という考え方をしてみよう。

③特定のある人に身も心も捧げがちなので、個別の人でなはく、もっと広い人たちを対象にする考え方をする。「世のため人のため」と言ってみよう。

いつもの自分とは違う傾向をつくる口グセ。それが今までとは別の概念を発見し、ブレイクスルーを起こすコツなのですね!

☆異分野の友人を得たかのような親しみ感あふれるライブ!

脳科学者といえば茂木健一郎さんが有名ですが、「はげひげ」こと、諏訪東京理科大学の脳科学者、篠原菊紀先生の解説はピカイチ。生活やビジネス、経済などの人間臭い話と脳内の関係を、まるで楽しいおしゃべりのように、聴くことができました。

早速、篠原先生の御著書を調べましたが、アマゾンの“なか見!検索”、からもわかるように、とぼけたような面白さの中に、しっかりとした解説があり、すとんと腑に落ちるようになっています。

(参考:脳科学者篠原菊紀先生の御著書)
僕らはみんなハマってる―脳からみた快感と依存の論理
「集中脳」をつくる30の方法

司会の高橋先生とのやりとりも絶妙で、「専門家」をゲストにお呼びした、というのではなく、親しい友人を招いているような空気感が伝わってきました。そのおかげで、ポンポンとお話が飛び出し、まるでカフェでお二人の会話に参加しているような気持ちになれます。

異分野の専門家同士で話が弾む理由は、それぞれが情報統合力にすぐれ、専門的な内容を身近な事例に落とし込む能力に長けているからでしょう。

☆大前研一氏の解説を聴きながら、問題解決思考に慣れよう!

さて、お待ちかねの、大前研一氏によるニュース解説とケーススタディを視聴しました。3月7日号は年金制度、マグロ、リニア、など、将来の生活に関わるテーマが多く、これらが「今後どうあるべきか」をしっかりとイメージできる解説が得られました。


地上波の民放ニュース番組であれば、「こりゃけしからん」と騒ぎ立てておしまいのところ、
しっかりブレイクスルーをして、答えを見つけ出すことができるのが『大前研一LIVE』の特徴です。

『大前研一LIVE』の解説を聴くと、今まで、一般的なニュース番組を見て、ぶつぶつと文句を言っているだけだった人は、「いかに自分が頭を使っていなかったか」に気づくでしょう。

というのは、我々は、普段ニュースを聴いても、具体的な解決策を考えることをほとんどしていないからです。それだけでなく、問題設定の仕方が自己中心的だったり、問題だけに固執して不満を言っているだけでは、問題は一向に解決されません。そのため、ますます不満が貯まるという悪のスパイラルに陥ります。

そこで、大前研一氏のニュース解説を聴いて「問題解決思考」に慣れると、ニュースを見たら、まず、そこにある「問題」を正しく設定しようとするようになります。さらに、その解決のために何を議論すべきか、誰が責任をもってやるべきか、という具体的な筋道を立てる癖がつきます。問題解決型思考に慣れると、頭がすっきりとし、アクティブモードになるので、快活な性格になります。


常によりよい未来をイメージし、改善策や新しいシステムを発想するようになる、それが大前研一メソッドに触れる醍醐味の1つなのです。

☆連休分散案について考えたことがありますか?

例えば、3月7日号で取り上げられていニュースの一つに、観光立国推進本部の連休分散案
がありました。ゴールデンウィークを同じ日本の中で、2回にずらして実施するというもの。
渋滞対策や、観光地の繁忙期を緩和することで、より多くの人に遊びに行って(お金を使って)もらおうという仕組みです。このニュースを聞いたとき、「ああ、いい案だな」と単純に思いました。

しかし、大前氏はそもそも「連休でなければ休めないこと」自体に疑問を投げかけます。休みぐらい「国が決める」のでなく、自分できめよ、ということなのです。例えば、道州制などになれば、自治体で決めればよいし、会社単位で決めるのが良い、と提言します。

国民の休日でないと安心して連休が休めないような横並び文化、今一度考え直してみたいものです。

また、日本人は連休の過ごし方そのものも下手だと思います。バケーションのために働くという意識がみられません。人は、日常と離れ、解放される時間をしっかり取った方が、豊かで広がりがある人生を送れるように思うのですが。日本はつくづく「人と一緒じゃないと後ろめたい」という感覚にとらわれて生きているのだなあ、と実感しました。だから、なんでも国が決めてくれないと安心できないんですね。

さて、『大前研一LIVE』の目玉でもある「リアルタイムオンラインケーススタディ」のコーナは、自分がトップだったらどのような判断を下すか、を大前氏と一緒に考えていくものです。

今回のテーマは、“もし私が、官公庁の溝沼宏長官だったら、日本への観光客を年間3000万人にするという公約で、具体的にどのようにするか?”です。アグレッシブな計画ですよね。

① まず、3000万という数字はどのような数値目標なのかを認識する必要があります。小泉首相時代の「ようこそJAPAN!」キャンペーンでの時でさえ、過去最高水準の800万人超えを記録したものの、昨年の外国人観光客数は600万人台だったようです。3000万人の外国人が訪れる国と言えばイギリスだそうです。日本は、どのようにしたらイギリス並みの観光立国になれるのでしょうか。

② そこで、なぜ日本に来てくれる人が少ないかという阻害要因を考えると、物価と言語に集約されます。日本までの航空運賃や宿泊費、食費の高さがネックになっているだけでなく、外国語対応が遅れているのも外国人にとっては不親切といえます。というわけで、大前プランは、航空運賃や宿泊費を安く抑える方法や、多言語対応のサービスを提供することを提案しています。

③ この提案は、携帯電話の機能をフルに使ったサービスが特徴です。多言語対応が可能なこと、GPSが付いていること、困った時にすぐ窓口に連絡ができること、お店探しや観光地情報がオンラインで探せること。お気に入り情報を登録することでまた日本に来た時に役立ててもらえるため、リピーター率が上がるというシナリオ等、日本の優れた携帯電話の機能を思う存分使ってもらおうという計画なのです。

④ 携帯電話は、使用済みを回収したものや、各携帯電話会社からの寄付でまかないます。

⑤ オサイフケータイには、1台10000円がチャージされており、自由に使ってもらえるようにします。

アイデアの結集ですね。私などは、お年寄りは使いこなせるか、とか、何歳以上に支給されるのか、とか、留学生や長期滞在者には支給しないのか、とか細かい心配ばかりしてしまいます。しかし、リスクは後から考えればよいのであって、まずはダイナミックなスケールで考えてみることの面白さを学ぶことができました。

一気に視野が広がります。

このように、大前研一LIVEを見ることは、最新ニュースと「問題解決力」のビジネス書を同時に頭に入れているのと同じなので、時間の節約になるのもメリットです。

「大前研一LIVE」3月7日号で取り上げているニュースは下記のとおりです。

主なニュース:

<政治>  年金改革へ閣僚協議 週内にも初回、1年かけ具体方針
<国際情勢>日本企業連合とイラク、ナシリヤ油田開発権巡り交渉決裂
<ビジネス>ダヴィンチ、110億円の債務超過の公算 09年12月期

概要:
*訃報/元経済企画庁長官、労相の近藤鉄雄氏が死去

*政治資金問題/札幌地検が民主党・小林議員陣営への違法献金容疑で北教組幹部ら4人を逮捕
*民主党・小沢幹事長/創価学会・秋谷前会長と会談。公明党との連携で意見交換か
*憲法改正問題/自衛隊の違憲・合憲で衆院予算委員会が紛糾
*年金制度改革/鳩山首相が関係閣僚会談で1年かけて具体方針を決定へ
*リニア中央新幹線/国交省審議会が国の整備計画へ格上げの是非を検討。「JR東海」は自己資金での建設を表明
*連休分散案/観光立国推進本部が日本5分割で春秋5連休実施へ
*冬季オリンピック/バンクーバーで28日閉会式。次回は2014年ロシア・ソチ
*イラク油田開発/シャハリスタニ石油相がナシリア油田の開発権益めぐり、日本企業連合との交渉決裂と発表
*クロマグロ問題/米国内務省が大西洋産クロマグロの国際取引禁止を支持
*中国全人代/温家宝首相が消費主導で内需拡大めざす方針。三農対策と環境対策に50兆円
*南北情勢/朝鮮アジア太平洋委員会が韓国に観光事業再開迫る談話を発表
*インドネシア銀行破綻/中央銀行が経営不振の「センチュリー銀行」を政府管理下に置くと表明
*米国自動車安全規制/上院・ロックフェラー委員長が安全確保策の全社義務化を検討
*トヨタ自動車/米国公聴会でリコールへの自首的対応を強調。2月の米国新車販売数が8.7%減少
*独自動車市場/2月の新車販売台数は新車買替え支援制度終了の影響で前年同月比30%減
*三菱自動車/仏「プジョー」が具体的事業が固まらず資本提携を見送り
*ロシア自動車業界/「ソレルス」が伊「フィアット」と合弁会社設立。「カマズ」は独「ダイムラー」と提携拡大へ
<Realtime On-line Case Study>もしも私が「観光庁の溝畑宏長官」だったら、日本への観光客を年間3千万人にするという公約で具体的にどのようにするか?
*独製薬大手/「メルク」が米「ミリポア」を53億ユーロ(約6千億円)で買収
*アステラス製薬/米「OSIファーマシューティカルズ」にTOBを提案
*英BBC/ラジオ局2局閉鎖など本格的なリストラ計画を発表
*中国・蘇寧電器/09年決算は店舗増で売上高が前年比16.8%増の約7600億円
*世界生保大手/英「プルデンシャル」が米「AIG」のアジア拠点を約3兆1600億円で買収
*国際金融市場/ユーロ、新興国から円、ドルへ、投機マネーのリスク回避が顕著に
*ギリシャ財政/ギリシャ政府が国債入札に成功。ユーロ建て10年物国債で約6千億円調達
*英国高速鉄道/イギリス政府が約1兆円の事業を選挙後に延期へ
*富士通/野副前社長の辞任取り消し要求を拒否、相談役も解任
*ファーストフードチェーン/「ダスキン」と「モスフード」が共同でモスドを出店
*不動産ファンド/「ダヴィンチHD」が110億円の債務超過に
*雇用情勢/2010年度の正社員採用で予定なしが47.5%に

☆安心できるアナウンサー

さて、私は30代の女性ですが、その目線からも本編の魅力を語ってみたいと思います。

まず、アナウンサーの大里希世さんが非常に落ち着いた、知性的な美人であること。

これはとても重要です。社会情勢を語る番組で、キャピキャピした女子アナウンサーで
は安心感がないですし、男性のアナウンサーが出てきても、大前さんが男性なので、
強すぎるイメージになります。大里さんは、ニュースの内容をよく理解されていることが、
原稿の読み方や話の聴き方、質問の仕方から伝わってきます。勉強している人とそうで
ない人とは、言葉一つとっても認識の深さが違ってきますので、非常に安心感のある
アナウンサーの方が登場されているなと思いました。

☆毎週送付されるDVDのニュースは、続きが見られるから面白い!

月フルプランのDVDは、毎週配達されます。早速3月14日号が届いたのですが、
選ばれているニュースは、前週で取り上げたテーマをさらに掘り下げたり、
変化した内容について続報があったりと、続きを楽しめる面白さがあります。
ストーリーを追いながら先を予測したり、さらに詳しく知ることができるので、
常に情報がアップデートできるのも魅力です。

個人的には、土日の朝に見るのがおすすめです。世界的コンサルタントから
レクチャーを受けるには、非日常的な時間帯の方がどっぷりつかることができるからです。

情報俯瞰力や要約力、問題発見力、問題解決力、What構築能力など、

「大前研一LIVE」から学べることは、非常に多いです。

毎週聴き続けて、自分がどう変わっていくのかが、とても楽しみです。

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(大前研一氏の御著書・私のおすすめ)
実戦!問題解決法

サラリーマン「再起動」マニュアル

「知の衰退」からいかに脱出するか?


考える技術 (講談社文庫)

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