2010年6月6日日曜日

『身体の美術表現』の講義を受けてきた。

人間の体を上手に描いてみたいと思ったことはないですか?

静物画(果物や花)はごまかしがきく部分があるように思いますが、人間や動物(馬など)を描こうとすると、バランスがとても難しいです。

そこで、サイエンスカフェで、「身体の美術表現」という講義があったので、ランチがてら行ってきました。


講師は、名古屋ボストン美術館の館長であり、名市大名誉教授の馬場俊吉さん。なんと、馬場さんはお医者さんで、名市大医学部付属病院長まで務められた耳鼻咽喉科の先生です。

医学部で解剖を経験したり、毎日人の体を診ているお医者さんは、表面的でなく、
構造的に体をとらえているので、レオナルド・ダヴィンチのような視点で肉体美を語られました。

☆体の構造を知ると、描く絵が変わる?
例えば、ちくのう症にかかったことがある人はわかると思うのですが、目の下の辺りと、眉間のあたりに、鼻が詰まる空洞がありますよね。
その部分の役目は、脳を守る頭蓋骨の中の緩衝的な空間なのだそうです。
そんなちょっとした構造を知っていると知らないのでは、顔の描き方まで変わってくるのでしょう。


(体を中から触っているような、手袋を内蔵させたトルソー。感覚がもぞもぞします。)
☆養老天命反転地ってそういうことだったのか!!
一番興味深かったお話は、岐阜県にある、「養老天命反転地」と東京三鷹市にある「天命反転住宅」のお話。
「人は死ぬ運命にあるが、その運命をひっくりかえすために、五感に色々な刺激を与えて、活性化させる目的」のアートなのだそうです。
養老天命反転地は、近場なのに行ったことがなかったので、機会があれば、長生きしたい人達と一緒に行ってみたいです(笑)。
肉体の表現から不死の話まで、お医者さんが語るアートは、
「生命の躍動」が感じられて、なかなか面白かったです。
☆参考URL
養老天命反転地
三鷹天命反転住宅

4 件のコメント:

bell さんのコメント...

知り合いのデザイナーも人体の本を持っていたり、アーティスト志望の学生が描いた絵を見て最初の一言が「骨格がおかしい」だったので、骨格大事なんでしょうね。養老公園は滝を見に行ったときに素通りしただけなんで、行ってみたいです。

BUSHIDOU さんのコメント...

bellさん、コメントありがとうございます。

アーティストならではの目線、すごく楽しいですね!

絵もそうだし、アレクサンダーテクニークもそうなんですけど、骨格を意識するだけで、ずいぶん違うんだなあ、と思いました。

養老は、焼き肉屋さんも美味しいらしいです。
滝で修行もできるしw、長生きできそうなので、私もパワーもらいに行きたいです。

印象派プログラマ さんのコメント...

ああー。このお話聴きたかった!
養老天命反転地ずっと行きたいと思っててずっと行けず^^;

BUSHIDOU さんのコメント...

印象派プログラマさん、コメントありがとうございます。

この講義、他にも色々な話があって、グロテスクな写真も沢山見られてw、面白かったですよ。

養老天命反転地は、東海地区の学校の美術部でも恒例行事で訪れたりする場所らしく、うちの職場の後輩も、大学の美術部の行事で行って面白かったそうですよ。