2010年10月21日木曜日

サウンドバイト的読書術

             (写真:BBCサイトより)
☆サウンドバイト時代の読書術とは
Soundbiteという言葉、聞いたことがありますか?

「サウンドバイト」とは、メディア側が、セレブや一般の人々に対するインタビューの一部を断片化して伝え、趣旨と異なるように伝えてしまう現象のことです。

芸能人や政治家の発言は、編集されて、意図的に一部のみが伝えられることが多いですよね。

本来、全体の一部のみ「短く切り取られること」は他人に発言を操作されることでもあるため、コワイことだと思います。

情報にあふれた現代社会では、短い文章のつまみ食いや、ざっと読み・聞きをすることがほとんどだと思います。
しかし、切り取った一部を見て強い興味を惹かれ、全体をちゃんと知りたいと思うとすれば、知的好奇心が健全に働いていると言えるでしょう。

さて、先日、BBSサイトで、サウンドバイト時代と読に関する面白い記事を見つけました。
(具体的な記事)
(実際のyoutube)


これは、短い文章に慣れてしまった若者たちが古典を読まなくなっていることを嘆いた人達が考案した読書術です。
一言でいうと、「長編の書籍をパーツに分解して、ボランティアがYoutube上で朗読してくれる」というものです。

☆サウンドバイト的読書術を応用してみよう

BBCで取り上げられている長編作品は、スペインの「ドン・キホーテ」なのですが、「最も有名な作品かつほとんど読まれていない作品」という皮肉めいた紹介がされています。日本で言えば源氏物語あたりでしょうか。原作をすべて読んだことがある人は少ないでしょう。

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サウンドバイト的読書術・・・あたかもiPhoneアプリの「美人時計」のように、イケメン俳優や美人女優が登場して、1人1ページづつ朗読してくれたらそりゃあいいなーなどと空想してしまいました(笑)。

長編だけでなく、苦手な分野の本や、字が細かくて読みづらい本なんかもかわるがわる朗読してもらいたいものです(オーディオブックだと、ずっと同じ声なので聞いている側も単調です。著者側がエネルギー切れしているときもありますよね(笑))。

さて、「サウンドバイト的読書術」は、「パーツ」にしてつなげることなので、他にも色々応用がききそうです。
例えば、
◆10人くらいの読書会で、自分の気に入った章を朗読し、感想を述べ合う×10人分

とか、

◆本を廃品回収や中古市場に出す前に、ツイッターで「気に入った箇所(10ヶ所ほど)」と「本のタイトル」をハッシュタグをつけて呟く

などです。

たまにツイッター上で、出版社さんが、新刊の本の中身を小出しにしながらつぶやいている時がありますが、これもサウンドバイト的読書ですね。

☆短い文章を味わう、精読する

短い文章でも意外と著者のDNAって宿るものです。

慣れてくると、歌謡曲のイントロクイズのように、出だしだけで著者が当てられるとか、文体で勝間本だとわかるとか、感覚も養われそうですね。

そのうち、読書好きで集まって、ビジネス書イントロ著者当てクイズなど、やってみたいものです。

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