2010年12月14日火曜日

お正月を正しく迎える7つの方法

お正月を日本人として正しく迎えてみませんか。お正月は親戚や家族が揃ってご挨拶を交わしたり、おせち料理を囲む方も多いと思います。

その際に、準備やしつらえなど、ずっと年長者任せにしたままだと、いざ自分が場を切り盛りする番になって、苦労すると思います。若いうちからしきたりをちゃんと知っておき、現代的に略式であっても、ある程度の伝統は継承できるようにしておきたいものです。

先日、「お正月のしきたりと和モダンのおもてなし」の講座に参加してきました。以前から、器やテーブルコーディネイトには興味があったのですが、
陶芸作家さんの作品を使って、モダンなお正月を演出する方法を学びました。

そこで、今日は、講座で学んだ中から、特に印象的だった「7つのお正月の迎え方」をご紹介します。


  (屠蘇膳の置き方などにも、きまりがあります。)

   (中央には、松と胡蝶蘭をシンプルかつモダンな黒の器に生けて)
☆これだけは知っておきたい7つのお正月の迎え方

① お正月のお料理は、お雑煮が主役
みなさん、お正月のお食事の主役は、お雑煮だとご存知でしたか?汁物と炭水化物で出来ているのに、「メイン」なのだそうです。先生曰く、「お雑煮だけは、必ず自分で作りましょう。地域由来のものを継承しなさい。」ということでした。味噌で作る地域もあるみたいですし、餅の形も丸や四角など様々。ちなみに、私の家の雑煮は、焼きもちを入れて、醤油出汁でいただきます。ほうれん草とかまぼこをいれますが、私は卵を落として半熟にするのも好きです。

(重箱、お菓子の数、奇数が基本です。モダンにするなら、ワイン用のデキャンタも用意して。)

② 三段のお重、どこに何を詰めるか

一の重・・・田作り、黒豆、数の子などの祝い肴、お口取り
二の重・・・焼き物(魚や肉)
三の重・・・煮しめ

③ お屠蘇(清酒とみりんを6時間寝かせて、屠蘇散という漢方を入れる)は年少者から飲む。

三三九度で日本酒をいただくのですが、年少者からのパワーを年長者が貰うために、一番年齢が下の人から飲むそうです。間違っても「年功序列」ではないので、家長が一番最初に飲まないよう注意してください。屠蘇散はデパートで売っているそうです。

④ 「奇数」で揃える

日本文化では、何かを揃えたり飾ったりする際、奇数にしたり、左右非対称にすることが多いそうです。例えば、テーブルに向かい合う人が真正面にならないよう、ちょっとずらしてテ-ブルセッティングする、というシャイな部分があります。お菓子の数も、お皿の数も、奇数で並べましょう。一方、西洋文化は偶数が基準となることが多く、シンメトリー(左右対称)の揃える風習があります。

⑤ しめ縄を自作する場合は、京都の家庭のものを参考に

しめ縄は、買ってくる方も多いと思いますが、手作りにして、自力で「邪気払い」をしてみるのも気が引き締まります。京都の家並みで見かけるしめ縄は、それぞれ個性があって、とても上品だそうなので、デザインの参考になるそうです。

⑥ 漆の器は、朱塗りが最上級
本物の朱塗りの食器を扱えるようになりたいものです。黒よりも朱色のほうが格が上なので、まず買うなら、朱色を買うと良い、と教わりました。


(菊墨飾り・・・三つの墨を和紙で包み、水引が巻いてあります。)

(お餅の下には、譲り葉(ゆずりは)がしいてあります。次世代のために生きる“譲り葉”は、命の継承を表しています。)

⑦ 箸置きを自作してみよう

今回の講座では、両細のお箸を入れるための箸袋を作りました。 熱田区にある熱田の「紙の温度」というお店で入手できる紅白の和紙を使って、簡単に作ることができます。箸袋の表には、それぞれの名前を書き入れるそうですよ。

まず、17センチ×24センチの和紙を用意し、端を3センチ残して、二つに折ります。
箸を入れるところを基準にして、折り返します。


折った角を反対側に折り返します。


最後に、箸袋の底となる部分を後ろ側に折り返します。

水引で留めまて出来上がり。高級感たっぷりで、華やかです。水引は、左が銀、右が金となります。水引の左右も、陰(左)と陽(右)を意識しましょう。古くからのしきたりには意味があり、定位置があるのです。

伝統行事においては、肩の力を抜いて、ポイントとなる伝統だけでも取り入れて楽しむのがコツだと感じた一日でした。
☆ご紹介

・熱田区にある、「紙の温度」という和紙の専門店。 紙を使った工芸の教室も開かれているようです。
https://www.kaminoondo.co.jp/

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