2011年12月12日月曜日

今年読んで良かった本ベスト10




今年も@stiloさんの呼びかけで、「今年読んで良かった本ベスト10」をブログで発表する企画がスタートしました!
流行語大賞と同様、年の初頭でマイブームだったものは、記憶が薄れてしまっており、年の後半に読んだ本が一番記憶に残っている、という点では選考に偏りがありますが(笑)、ここで取り上げた本は私に強烈な印象を残した本10冊であることには間違いありません。

★学ぶこと、考えることが私のテーマ

今年の10冊を選んでみると、私の今年のテーマは、「いかに学ぶか、いかに考えるか」だったことがわかります。仕事をしていて、自分の未熟さを思い知るたびに、「学び」「考える」ことを追求したくなります。

そして、ただ純粋に「学び」、「考える」こと自体が面白いというところもあります。
こうして選んでみると、自分がこの一年で何を吸収しようとしていたのかがわかって、面白いですね。

★私の考え方に影響を及ぼしたベスト本10

10位『質問力』 



質問力 ちくま文庫(さ-28-1)




斎藤 孝
筑摩書房
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ティナ・シーリグ
阪急コミュニケーションズ
売り上げランキング: 411



 20歳のときってもう遅いんじゃないの?と思わないでください(笑)。本書は、月並みなことしか考えられない私にとって、脳みそを練り直してもらうような本でした。既存のアプローチ法をマニュアルどおりにこなす人生にしたいか、異質なアプローチをして自分独自の存在意義を輝かせるか、自分の生き方やアイデアを問い直すことができます。お子さんがいらっしゃる方にも必読の書だと思います。教育方針の軸になりうる本です。

8位『これからの「正義」の話をしよう』


これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

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マイケル・サンデル
早川書房
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言わずと知れたハーバード白熱授業のサンデル先生の講義をまとめた本です。ざっくり言えば、政治哲学を確立するための本です。しかし、社会全体だけでなく、「人生哲学」「社訓」など、個々人がコアなポリシーを磨きこむための問いがいくつもみつかります。考えたことがなかったような哲学的課題を考えてみること自体にも意義がありますし、考えたことで自分の価値観が一歩深まるような実感もあります。志の高い政治家の方、公務員の方にはバイブルとなりうる本なのではないでしょうか。

7位『フィンランドで見つけた「学びのデザイン」』


フィンランドで見つけた「学びのデザイン」 豊かな人生をかたちにする19の実践

フィンランドで見つけた「学びのデザイン」 豊かな人生をかたちにする19の実践

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大橋香奈 大橋裕太郎
フィルムアート社
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「学ぶこと」が国や地域によって全面バックアップされている教育先進国フィンランド。街の図書館や博物館にも工夫が凝らされていて、学芸員の方の使命感や主体性も強烈に感じることができました。楽しく学ぶためのアイデアや社会全体が学びを当たり前のこととして取り入れている国の雰囲気など、日本にない視点に出会える本です。

6位 『かかわり方のまなび方』



かかわり方のまなび方

ワークショップやファシリテーションのアプローチ法が豊富
で、学びの場について考えている人の参考書となる本です。社員の力を引き出すにはどうしたらよいか考えている管理職の人にも読んでほしい本です。

5位 『自分の仕事をつくる』

自分の仕事をつくる (ちくま文庫)





西村 佳哲
筑摩書房
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仕事を「自分の仕事」にするにはどうしたらよいか、気の持ち方や技術に至るまで、多くの示唆が得られました。「いい仕事」の本質を探ったり、自分の仕事の核を見つけたい人は必読です。また、仕事がマンネリ化している人が読むと新鮮な感動を受けると思います。

4位 『知がめぐり、人がつながる場のデザイン』


知がめぐり、人がつながる場のデザイン―働く大人が学び続ける”ラーニングバー”というしくみ





中原 淳
英治出版
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働く大人が学び続けるしくみについての本。勉強会やワークショップの在り方について、斬新な提言があります。
大学の先生が社会人との学びの場を持つことで、より高度な社会的貢献ができたり、知的欲求の高い社会人同士が対話できるラーニングバーで個人がさらに成長していったりする具体例を読んで、とてもわくわくしました。社会に出てからの知的刺激のある仲間との出会いは本当に大切だなあと思います。

3位 『リフレクティブ・マネジャー』

リフレクティブ・マネジャー 一流はつねに内省する (光文社新書)





中原 淳 金井 壽宏
光文社
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自己の成長のためには、「内省」と「他者とのかかわり」が不可欠であることを再認識させられた本。内省のためのひとり時間や謙虚に他者と積極的にかかわる姿勢を意識して持ち続けたいと思いました。特にマネージャー的ポジションについている場合、内省をおこたると成長レベルが低くなり、誰もついてきてくれなくなります。「内省」して「改善」することは年齢を重ねるごとに重要になってくることを強烈に意識できました。

2位 『自分のアタマで考えよう』

自分のアタマで考えよう
自分のアタマで考えよう
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ちきりん
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 67

経済評論家勝間和代さんよりもゆるめで、別の鋭さがある論理思考の持ち主、人気ブロガーちきりんさんの著書。私は、小学生のころから学校の先生の言うことすら疑ってかかるひねくれものタイプだったので(笑)、世間やマスコミの言うことをうのみにせずに、独自の考え方を持っている人が大好きです。その考え方が正しいか正しくないかは関係なく、「自分で考える」ことには、「責任感」や「安きに流れない意思」が伴うところに価値の高さを感じるのですちきりんさんが取り扱う社会的テーマは、身近で、誰もが気になっている内容が多いです。しかし、日々の忙しさにかまけてそこまでじっくり考えたことがなかったなあ、と思わせられる結論ばかり。自分の思考に相当の刺激を与えてくれます




本書は名古屋高島屋の三省堂書店で購入したのですが、12月1日のちきりんさんの講演会のチケットをもらったのに、仕事で行けませんでした。生ちきりんさんの「そんじゃーね!」が聴けると思って、楽しみにしていたのに(涙)!

1位 『武器としての決断思考』




武器としての決断思考 (星海社新書)



瀧本 哲史
講談社
売り上げランキング: 168




僕は君たちに武器を配りたい

僕は君たちに武器を配りたい

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瀧本 哲史
講談社
売り上げランキング: 132
本書の著者は、京都大学で超人気講義を行っている若手の先生です。「武器としての決断思考」(通称:武器決)「僕は君たちに武器を配りたい」(通称:僕武器)の2冊を同時に出版され、注目を集めました。日経新聞の広告欄でも、出版社が力をいれていることがわかり、非常に目を引く本でした。
これからの日本のトップリーダーが身につける思考の技術を共有しておくという意味でもお勧めです。例えば、高度な専門家は専門家同士の「考え方のルール」を持っており、そのルールを知らない人は重要な会話に参加させてもらえません。意識の高い仲間と一緒に働き、対等に会話をしたいと考えている場合、
最先端の思考の技術(考え方のルール)は常にアップデートさせておくことが大切だと思います。

【本書の内容について思ったこと】

決断思考においてカギとなる「メリット」と「デメリット」の比較について。未知の分野で何かを決断しようとしても、実際には「想定外のメリットデメリット」が存在します。事前の思考段階で「もれなくダブりなくメリットとデメリットを挙げること」は相当難しいと感じます。だからこそ、人生経験や年上の方のアドバイスを積極的に得ていく必要があるな、と思いました。色々な本を読んで、ものごとの本質をよく知っておくことも、思考の技術の準備段階では必要なことだと思いました。

※著者の方へのインタビュー記事も面白かったです。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20111021/288163/

※著者自身による、本書の内容の解説。講義が聴けます!
http://ji-sedai.jp/special/lecture/bakatotakimoto/post_7.html

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