2012年11月18日日曜日

ぼくらのシゴト拡大版 働き方研究家の西村佳哲さんのお話を聞いてきました!


11月17日(土)、新栄のパルルというコミュニティースペースで行われた、ぼくらのシゴト拡大版にて、働き方研究家の西村佳哲さんのお話を聞いてきました。

一見レストランのようでした。
 

パルルは、ライブハウスやアートの展示も出来そうなリラックススペースで、とてもくつろぐことができました。

 

本会を主催された、もちさんや大橋さんの思慮深く真摯なお人柄があふれるステージで、西村さんのトークライブをお聴きすることができたのも、味わい深かったです。
主催の方の進行も柔軟で、温かみがありました。

 

★西村さんの視点の美しさ

西村さんは、穏やかな雰囲気の中に生き方の美学を感じる方でした。
 

「2011年に読んで良かった本」エントリーで、私が6位、5位でセレクトした本が西村さんのご著書でした。


 

ファシリテーションについて学ぶために読んだ『かかわり方の学び方』と
かかわり方のまなび方
西村佳哲
筑摩書房
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一生充実考えられる仕事をしたいな、と考えていた時に読んだ『自分の仕事をつくる』です。
自分の仕事をつくる (ちくま文庫)
西村 佳哲
筑摩書房
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どちらも、学び、考え、働くことについて、いままでにない感動を得ることができた本でした。 
 

西村さんは美術大学卒業後に大手建築会社でデザインの仕事をされていました。

 

想像するに、商業的なデザインと、自己表現の極みであるアートとの境界線も体感的に感じられてきたのではないかと思います。

 

サラリーマンの経験があるアーティストだからこそ、制約と自由、営利と非営利、とりあえずのものづくりと本物のものづくりの間にある境界線や、振り幅を丁寧に観察する視点が鋭いのだと思います。

 

★心に残った言葉たち

 

世の中は、1人1人の仕事の集積で出来ている。

 

さらに、仕事には、人と真剣に向き合っているかどうか、という人間の「存在」と「不在」があるというお話がありました。

 

おそらく、マニュアルどおりの接客や、忙しさにかまけた雑な対応、不親切な接客、この程度でいいやと思って作ったモノなどは、すべて人間「不在」なのだと思います。目の前にいる人に対して真剣に接することで、人間はお互いの存在を祝福できる、認め合えるのであり、そこに人が生きることの本質があるのではないかという感想を抱きました。

 

仕事をする上で、自分の命を生かすこと、自分の力を発揮すること、生きていることに真剣になることができれば、人は幸せに働くことができるんだと思います。それと同時に、人の存在を無視し、自分も他人も弱らせるような仕事は、無意味なのではないかと感じました。

 

もうひとつ、とても納得感があったのは、「一番力がついた仕事は、やりたくてやった仕事ではなく、人から頼まれた難しい仕事で、最初は自分には無理だと思ったこと」というお話です。

 

個人の才能は、自分よりも意外と周りの方がよくわかっていて、「あの人ならできるだろう」と仕事が依頼されるのです。それを一生懸命こなしているうちに、同様な仕事がどんどん持ち込まれて、技術の集積がされ、力がついて、熟練レベルにまでなるのだと思います。

 

さらに、働く人のインタビューを通して、西村さんのインタビューの姿勢が変化していったお話も印象的でした。最初のころは、仮説検証型インタビューで、自分の仮説を確かめるために本人から確認を取る姿勢だっだそうです。しかし、その仮説に反する部分の話が出てくると、原稿にする時にカットすることになり、罪悪感を感じられたそうです。

 

その後は、インタビューを通して、「自分はこんな印象を受けた」という、ポートレートを描くようになったということでした。

 

それは、人に真剣に向き合っていたからこその変化だと思います。

 

★読んでみたいご著書

 

西村さんの著書は、静かな感動があり、じわじわと自分の血肉になっていくような感覚を覚えます。
 
御本人がイチオシの著書はこちらだそうです。
 
 
みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?
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2 件のコメント:

もち さんのコメント...

素敵なブログありがとうございました。気づいたら、写真を撮られていたんですねw。お越し頂き、ありがとうございます。

BUSHIDOU さんのコメント...

もちさま、

先日は感動的なイベント、本当にありがとうございました。

内容を深めることができる場で、とても充実した時間でした。

参加させていただき、こちらこそありがとうございました!