2013年8月24日土曜日

【おすすめ本】『日本人が「世界で戦う」ために必要な話し方』北山公一著

日本人が「世界で戦う」ために必要な話し方



日本人には、世界標準のコミュニケーション力が不足しています。



現在私は、子ども英語講師養成のための職業訓練に通っており、私のクラスの10パーセントは外国人の方達です。



その中のフィリピン出身の50代の女性から、母国の英語教育についての話などを聞きました。すると、日本は言語コミュニケーション教育が遅れすぎなんじゃないかと思える発言が次々に飛び出しました。



「どうして日本ではこんなに英語が通じないの?」



「日本では小学校3年生で英語を始めて、年間4時間しか授業がないってどういうこと?フィリピンは小学校1年から毎日英語の授業があって、会話をしているのよ。」



「なんで小学生向けの授業で、フルーツや動物の名前を覚えさせるの?幼稚園レベルの言葉なのに。」



彼女はごく一般的な方ですが、幼稚園からでも英語を話すのは普通だとも言っていました。



私は、教育において、「日本流は、甘い」と考えています。



日本では、国際化とかグローバルスタンダードという言葉が、かなり昔から使われていますが、実質、多くの人が世界共通語の英語すら使いこなせていません。

国語の授業もゆるすぎます。小論文やディベートの技術をなぜ教えないのか、甚だ疑問です。言語教育があまりにもお粗末なんです。



そうして、正しい自己主張や意思決定ができない、優柔不断で無責任な大人達が増えていく社会になっていきます。



☆多様性の中で生き抜くための本質的なガイドブック



本書は、15年間グローバル企業で勤務した著者が、「世界標準」の伝え方を非常にわかりやすく解説している本です。



例えば、「数字」「ファクト」「ロジック」で考え、伝えることは世界標準です。

自分とは全く違う人生を歩んできた人とのコミュニケーションは、共通のルールがあってこそ成り立ちます。そして、良いコミュニケーションができる相手が増えれば増えるほど、仕事はうまくいきます。



本書を読むと、例えグローバル企業に勤めていなくても、すぐにでも仕事に生かしたい技術が豊富に得られます。

職場において、従業員の価値観の多様性が進んでいる昨今、あらゆる人とのコミュニケーションをスムーズにしたいと思いませんか?



本書を読んで、私がすぐに実行したいと思ったことを3つだけ挙げておきます。



・深い議論が効率的に出来る会議の運営(資料の事前配布、論点をまとめる下準備、会議では必ず結論を出す。)

・資料を読んだら、自分なりの論点を見つける

・主張には必ず「数字」「ファクト」「ロジック」に基づく理由をつける。好き・嫌いにも必ず理由を考えて言語化する。



まずは、日々、自分の意見を持って暮らす事、そして、自分なりの理由を必ずつけること。その習慣によって、自己の主張をスムーズに伝えることができるようになり、グローバルリーダーとしての下地が作られていくはずだと思います。



本書の豊富な具体例のおかげで「世界標準のコミュニケーション力を身につけること」は極めて基本的なことだという結論に至りました。

  

※本書は、レビュープラス様より献本いただきました。ありがとうございます。


日本人が「世界で戦う」ために必要な話し方

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