2014年5月16日金曜日

【おすすめ本】『1億人のための統計解析』エクセルを最強の武器にしよう!

☆データを集めることは身を助ける

1億人のための統計解析 エクセルを最強の武器にする
西内 啓
日経BP社
売り上げランキング: 3,137


記録や証拠を集めることは、客観的な事実を提示する上でとても大事なことです。

たとえば、「残業時間が凄くてさー」と言えば、知人は「大変だね」と言ってくれるかもしれませんが、

残業時間について何らかの申立を行うときに

「私はたくさん残業してます!」

といっても何の裏付けもありません。

「平成26年4月に合計214時間残業しましたが、残業代の支払いがありません。タイムカードの記録は別紙の通りです。」

と、データを示すことで、誰が見ても「その通り」ということになるわけです。

当たり前のようですが、多くの人は「自分がそう思うからそう」「私の周りではそうだから皆そうに違いない」という感覚や、思い込みに動かされていることが多いと思います。

先のSTAP細胞論文疑義事件の際に、私が一番強く感じたのは、「記録を残すことの大切さ」です。実験ノートがなければ第三者に事実を証明できないというのは文系の私でもわかりますし、私が日々扱っている法律事務も、証拠集めの連続です。

まずは、客観的な証拠を集めること、データをとること。あまり意味があるとは思えないようなことでも、記録をとっておくことは、身を助けると思います。

PCやモバイルのおかげで、あらゆることがデジタル化しやすく、集計もしやすいのですから、プライベートでも、仕事でも、データ化できるものをみつけてみませんか。

☆データを解析する新しいアプローチ

さて、本書は、主にビジネスの課題解決に関するデータの解析をガイドする本です。

今までの統計解析の主流は、仮説が先にありきで、たとえば「黄色のキャラクターグッズはよく売れる」という予測の元にデータを集めます。

しかし、そのような仮説に縛られすぎると、新しい事実に気づきにくくなります。一部しか見ていないため、狭い範囲での発見しかできなくなってしまうというのです。

しかし、ビッグデータ時代には、先に膨大なデータがあって、今まで誰も気づかなかった事実が発見されるというのは新しいアプローチが可能になります。

それが、一般的に普及している「エクセル」でできてしまうというのが本書の特徴です。

誰もがデータサイエンティストになれるになれる時代です。

本書は、具体的なデータを使って、図解を多用して初心者でも統計解析ができるようになっていますので、「統計」「解析」に興味のある方、ビジネスに必要な方は必読の書だと思います。

1億人のための統計解析 エクセルを最強の武器にする
西内 啓
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レビュープラス様より献本いただきました。ありがとうございます。

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