2014年9月22日月曜日

名古屋ライフハック研究会vol.28堀正岳氏×酒井一太氏から学ぶ、自分メンテナンスの小さな工夫


心待ちにしていた名古屋ライフハック研究会vol28が、9月20日(土)に名古屋駅前ウインクあいちで行われました。
 

お二人の著者の豪華共演は名古屋ライフハック研究会初!
ライフハック研究会の原点回帰へ


名古屋ライフハック研究会は、堀正岳さんのブログ「Lifehacking.jp」に共鳴する方々が集い、2009年にスタートしました。


今回は、その堀正岳さんと、ライフハックの本質を大切にするブロガーである酒井一太さんの共演というビッグなイベントであり、約40名で会場が埋め尽くされました。


酒井一太さんのブログ「Find the meaning of my life」は、独自のテーマに細やかな感性が注がれ、その鋭さと審美眼に鳥肌が立つ思いをします。


お二人にとってライフハックは空気のような存在であり、自分らしくあるために常に共にあるもの。


そんなお二人のお話には、笑いがあり、スパイスがあり、深い教養があり。

 
洗練されたオリジナルワールドにぐいぐいと引き込まれて行きました。


自分を知り、掘り下げることが「ストレスマネジメント」になる

堀さんと酒井さんの共通点は、誠実な表現者ということ。

 
そして人間としての心を大切にされていることです。カテゴリー的にはお二人とも「ビジネス書」を著されていますが、人間理解が深く、感性の人だと私は思います。

酒井さんは、過去にうつになった経験から、いかに日常生活の中で自分をメンテナンスしていくかの「小さな工夫」について語られました。


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リソースが少なく、パフォーマンスが落ちるという観点では、うつだけでなく、あらゆる持病、障害、体の不調や結婚、転職、出産、昇進などの環境の変化などにおいて、誰しも経験する状態です。

そこで、自分の状態をよく知って自分にぴったりのケアをすることで破綻を防ごうという提案がされました。

酒井さんが誠実なのは、人間一人一人の違いにちゃんと目を向けられていたことでした。

“あなただけの”工夫であることが大事

世間を気にしすぎたり広告に踊らされたりせず、情報を遮断して、自分自身が心から没頭できることを見つけて英気を養ったり、自分の体調を毎日簡単に記録して、対処の目安にするなど、小さな工夫はすべて「オリジナルで」というのが酒井さんの主張です


一太さんご自身は、「机の上が散らかったら」、「好きなことをして自分をメンテナンス」するサインになっているそうです。

女性であれば、例えば、朝着ていく服が決まらない(判断力の低下)、化粧が面倒になる(社交性の低下)といったことも指標になるのではないでしょうか。

そういったサインに気づく感性や心の余裕を保つためには、ひとり時間は欠かせないな、と改めて思いました。

酒井さんのお話にも出てきましたが、自転車に乗っている時間は最高の自分時間だと思います。私も毎日通勤で一時間以上自転車に乗っていますので、もっと意識して自分を解放してみます。

酒井さんの提案をまとめると、

・世間と自分を隔離する時間を持つこと
・自分の心体の様子を観察すること
・大好きなことに没頭すること

すべて自分を大切にするための、根源的な考え方であり、よい人生を送るための知恵だと思いました。

それにしても、一太さんの講演、エピソード満載でウィットも毒も効いていて、笑いあり涙あり、叙情的で良質な映画を見た後のような余韻が残りました。

人間心理の癖をメタ認知して変えてしまおう!

執筆や、ライブ配信なども、スマートに楽しまれている、堀正岳さん
 
本職は北極の気候学者であり、現地にも赴かれる堀正岳さんは、思考のスケールがとても大きい方だと感じています。

今回のテーマ、「ストレスマネジメントのための工夫」においても、地球規模の視野で研究をされ、俯瞰的な視点で人類を見つめる堀さんならではのお話を聞くことができました。

まず、講演の最初に、「3つの考え方と19のテクニック」という全体のフレームワークを示された効果は絶大でした。
 
聞き手の思考の整理を考慮されていたため、終始リラックスできました。

3つの考え方とは、

・歪んだ内的独白を外す考え方(例えば、イライラする原因は自分の価値観、考え方に起因するものだから、変えられる)
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・レジスタンス ~打倒しがたい強敵~
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大事なことに取り組もうとする時ほど強い心理的抵抗が発生し、逃避してしまう。その心理的抵抗(レジスタンス)を理解し、具体化すれば対応可能)
【参考図書】
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敵を見える化すれば乗り越えられる例「Brave Bot」

このドミノの裏面には、説明が。病気の少女を救ったエピソードにも感動しました。
 

・戦略的にgiveする(taker ではなく、賢いgiverが最終的には豊かである)
【参考図書】
Give and Take: A Revolutionary Approach to Success
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 私は、この「戦略的に」という言葉は、堀さんならではの照れなのだと思いました。
Giveの一つの例として、難病の幼い子への寄付のお話がありました。堀さんにとって、アメリカ文化の中で育まれたフィランソロピーの精神はきっとごくごく自然な気持ちのような気がします。日本ではまだまだ特別なボランティアや寄付を「構えなくていい、自分の幸せになって帰ってくるから、まずはやってみて」というメッセージのように思えました。
また、搾取されるだけの愚かなgiverでなく、賢いgiverであれという知恵も含んだ「戦略的」という言葉のはずです。


3つの考え方のいずれにも共通するのは、人間心理を理解して、よりハッピーでいられるように対処しましょう、ということだと思いました。


さらに19のテクニックは、ここでは秘密ですが、すべて具体的なライフハック。



1つだけご紹介。自分らしさを取り戻すために、欠かせない大切なこと。

堀さんが、子育て中の奥様のストレスマネジメントについてもちゃんと気にかけられているエピソードも印象的でした。

家族はチームであり、誰かが倒れてしまうと日常生活が崩壊することさえあります。まず自分をメンテした後は、家族のストレスマネジマントにちょっとでも貢献すると、より絆が深まり、安定した毎日が送れると思います。

★堀さんの新刊が9月25日に発売されます。
 

 
知的生産の技術とセンス ~知の巨人・梅棹忠夫に学ぶ情報活用術~ (マイナビ新書)
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講演後には、堀正岳さんの新刊がプレゼントされるジャンケン大会が行われました。私は惜しくも発売前に拝読することはできませんでしたが、堀さんのような知的生産ができることに強い憧れがあります。

堀さんから、本の内容について少し御紹介がありました。


梅棹先生のファンの方は勿論、「情報に新たな付加価値を加えること」が求められている、あるいはそれが趣味という方も、最新の技術を獲得できるはずです。

 
それにしても、堀さんの講演に出てきた参考文献や経験談は非凡で、世界中を視野に入れてピックアップされたものばかりでした。

堀さんのような知的生産のためのセンスを磨くには、視野の広さや、感覚の独自性を持つことも欠かせないように思いました。


 
 
 
 














センスを磨く方法が知りたい!



ずっと楽しみにしていたあまりにも夢のような時間だったので、土曜日のライフハック研究会は現実だったのか、未だにボーっとしています。

名古屋ライフハック研究会の発起人、虹の父さんも感無量のご様子で、懇親会でもいつも以上にテンションアップ。

テンションアップの虹の父さんの靴下柄
靴下をこっそりご紹介(笑)。レッグウォーマーの装着はライフハックのひとつ。体のメンテナンスは大事。

 
いつも誠実に尽力される姿が印象的なスタッフのkomatsunaさんもお二人のお話に感化されて、参加者の方々と今回のテーマをさらに堀下げられていました。


一太さん、堀さん、貴重な休日に名古屋まで出向いて下さって、本当にありがとうございました。今回の講演は後々まで研究会で語り継がれるはずです。

 

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